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2008/5/25

6月1日よりミサキが変わります!

 2008年6月1日より大幅に診察時間が変更になります。また、獣医師のシフトも変更になります。
皆様にはご迷惑をお掛けすることとなり、大変申し訳ありません。この時間変更に伴い当ホームページもリニューアル中ですので皆さんもう少しお待ちください。

 突然ナゼ鍼灸・漢方治療??と思われる方も多いと思いますが、当院では以前より診察に鍼灸・漢方治療を取り入れてまいりました。
 西洋医学と東洋医学、両方をうまく融合することにより患者様の治療に対する選択の幅も広げる事ができるという事と、現場で治療に当たっている私達が感じるのは、通常の治療で限界を感じた時、鍼灸・漢方を取り入れる事により新しい展開を望める事が多くあります。 このような経験により、西洋医学だけでなく東洋医学を取り入れる事により動物たちへより良い治療ができると考えております。

   鍼灸・漢方治療といっても分からない事も多いと思います、今後ホームページにもいろいろ付け足して行きたいと思っていますので今後ともよろしくお願い致します。


2008/4/8

2008年は「国際カエル年」

 あっと言う間に満開の桜も終盤を迎え、すこし寂しい気もしますね。 暖かい日が多くなると帰宅途中にカエルを見かけることが多くなり、川沿いを帰るとひやひやする日が増えました。今年2008年は「国際カエル年」って皆さんご存知でしたか?

 国際自然保護連合(IUCN)と世界動物園水族館協会(WAZA)が提唱しているそうで、日本でも上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園・葛西臨海水族館で一年を通しカエルを含む両生類に関してのイベントが行われ、両生類が現在置かれている環境やカエルツボカビ症に関しての知識を広めるために行われています。

 カエルツボカビ症は世界でカエルの激減・絶滅を引き起こしている両生類に感染する真菌(カビ)の1種です。特にカエルが多く感染しオーストラリアやパナマで大きな被害を出しています。 水を通して感染するため、伝播力も強く次々に広がる恐れがあります。 2006年12月には日本で飼育されたカエルからも確認されています。今後、野生の両生類にこの病気が広がった場合、日本の自然環境や農林業に影響を及ぼす可能性は少なくありません。

 こんな病気があることを広く皆さんに知っていただくための「国際カエル年」なんですね。 詳しくはWWFのホームページやTOKYO ZOO NETで調べることが出来ますので一度覗いて見て下さい。

 カエルなどの両生類が減ると鳥類やヘビなど両生類を食べている動物が減り、逆にカエル等に食べられている昆虫類が増えてくるかもしれません。これからの季節“蚊”が大量発生するかもしれませんよ!

蚊と言えば!皆さん今年もフィラリア・ノミ・ダニの予防シーズンとなっています、今年もしっかり予防をして春を楽しんでください。


2008/2/22

冬の温度管理

 少しずつ春の訪れを感じられる日が増えてきたようですが皆様お変わりありませんか?

今年の冬は東京にも何度か雪が降り寒い日も多かったように感じられます。
その上、原油の高騰などが重なりなかなか厳しい冬となりました。

動物たちにも少なからずその影響が出ているようで最近病院でよく「室温は何度ぐらいが良いのでしょう??」と言う質問をよくうけます。

動物の適温はその動物種により違いがあります、また年齢や体調でも適温はかなり違うので一概にワンちゃんでは○○度、ネコちゃんは○○度とお伝えすることは難しいので参考程度に読んで下さい。


 ワンちゃんやネコちゃんは犬種・猫種により体格や体毛の長さなどとてもバリエーションに富んでいるのでその子によって寒さに対して感受性は様々です。最近は室内で自由に飼育されている動物が多いので人間と同じくらいの室温(20℃〜25℃くらいでしょうか?)であればほとんど問題ないと思います、ネコちゃんはもう少し暖かい方が好みかもしれません。

 また室内を自由に自分の好みの温度に合わせて移動できるようであればより快適に過ごせるでしょう。
室内にいる動物たちは温度差に注意が必要かもしれません、飼い主さんが外出して長時間家を空ける時、夜間就寝時暖房器具を消した後、ワンちゃんは散歩等で外出する時です。

寒暖差が激しい場合やはり体調に影響を及ぼす可能性があります、動物たちが自分で暖を取れるよう毛布や湯たんぽ等用意してあげる必要があるかもしれません。

散歩でも家から出る時は洋服などを着せて途中で暑がるようであれば脱がしてあげると寒い時期のお散歩も嫌がらずに行けるかもしれませんね。


 寒さ対策に気を付けなくてはいけないと言えばウサギさんかもしれません、ウサギさんは冷えがそのまま命の危険と繋がる事もあるからです。

特に隙間風には弱く敏感に寒さを感じるようです、室内にゲージがあったとしても窓際やドアの近くなど風が入り込むような場所にゲージを置けば寒さを感じてしまいます。ゲージ内の室温も24〜27℃と少し高めの方が良いでしょう。

 簡単にですが室温管理についてあげてみました、ここに上げた例は健康で若い動物に対しての室温管理です、幼若・高齢・体調不良の動物にはもう少し高めの設定をしないといけないと思います。

ちなみに病院内はエアコンの設定は26℃で一日中ほとんど温度差はありません。
その中で必要であればペットヒーターなどを使用して個別に管理を行っています。

まだまだ寒い日は続きそうですが皆さん寒さで体調を崩さないようご注意下さいね。


2008/1/6

猫のしま

あけましておめでとうございます。
今年も皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。

今年も皆さんの大切な家族である動物達が健康で楽しい生活を
送っていただく為に少しでもお手伝いできますよう
スタッフ一同頑張ります!
本年もよろしくお願いいたします。

しまも陽子推定16歳まだまだ元気に頑張ってます!


2007/7/9

“ペット保険を比較検討しよう”


  今年は変な天気ですね、梅雨なのにあまり雨も降らず既に夏日を記録してもうすっかり夏の陽気です。
こんな天気のせいか普段は元気な動物たちも体調を崩しやすくなっているようです、皆さん動物達の体調や温度管理には充分注意してあげて下さい。 特に高齢の動物には厳しい季節になりますのでこれまで以上に注意が必要ですね。

 さて今回はここ数年ですっかり定着した『ペット保険』についてです、最近いくつかの質問を頂いているので病院で対応している共済・保険3社を簡単に比較して見ました。
皆さんの保険選びの参考にして頂けたらと思います。
*詳しい内容については各会社のパンフレットを病院に置いてありますのでご利用下さい。

会社 アニコム アイペットクラブ アリアンツ火災海上保険
 商品    どうぶつ健康保障共済制度
どうぶつ健保
50%保障
70%保障
90%保障
アイペットクラブ健康促進共済事業
うちの子健保

節約プラン 保障率50%
安心プラン 保障率55%
お得プラン 保障率65%
保険
アリアンツ・ペット保険
スーパー100
プラン70
プラン50
対象動物 犬・猫・うさぎ・フェレット・鳥 犬・猫・うさぎ・フェレット・鳥 犬・猫
新規
加入年齢    
ワクチン接種済み新生児〜
5歳11ヶ月までは
自己申告と書類審査のみ

6歳0ヶ月〜8歳11ヶ月
自己申告と書類審査及び
病院での健康診断

うさぎ・フェレット・鳥に関しては
0歳〜3歳11ヶ月は自己申告

4歳0ヶ月〜5歳11ヶ月は
健康診断が必要
加入年齢制限なし     生後90日以降〜14歳未満
獣医師による健康診断が必要    
加入条件    犬:狂犬病予防接種
  混合ワクチン接種
猫:混合ワクチン接種
健康体であること。
過去半年以内に特定疾病に罹患していないこと。
犬:狂犬病予防接種
  混合ワクチン接種
猫:混合ワクチン接種
健康体であること。
過去半年以内に特定疾病に罹患していないこと。
犬:狂犬病予防接種
  混合ワクチン接種
猫:混合ワクチン接種  
保障内容    50%保障の場合 節約プラン
保障率50%の場合
プラン50の場合
通 院保障年間20日1日につき
1万円まで

入院保障年間20日1日つき
1万円まで

手術保障年間2回1回につき
10万円まで
通 院保障年間22日1日につき
1万円まで

入院保障年間22日1日つき
1万円まで

手術保障年間2回1回につき
12万円まで
年間てん補限度額50万円
診療費や手術費の累計額が
契約プランのてん補限度額
以内であれば回数制限なく
保険金の支払い可能。 
特約  賠償サポート(犬のみ)
予防サポート
賠償サポート(犬のみ)  賠償責任特約 
割引   去勢・避妊済割引
多頭割引 
去勢・避妊済割引
多頭割引
マイクロチップ割引
マイクロチップ装着特約  
健康割増
割引制度
あり あり なし
更新 1年ごとに更新 1年ごとに更新 1年ごとに更新
病院での
支払い 
対応病院:保健証券を提示の上 各保障率の負担額を支払う。
未対応病院:窓口では全額支払 後各自請求する。
対応病院:保健証券を提示の上 各保障率の負担額を支払う。
未対応病院:窓口では全額支払 後各自請求する。
窓口では請求額の全額を支払い 後日各自請求。 
問合わせ 

Tel:0088-21-8256
http://www.ani-com.com/

Tel:0120-929-930
http://www.ipetclub.jp/
Tel:0120-788-010
http://www.interzoo-i.com

2007/5/25

“フィラリア検査はなぜ必要??”


 皆さん、フィラリア予防薬の投薬を始めていますか?

4月・5月は投薬スタートの時期ですね。病院ではスタート前に必ず血液検査をしてから始めるよう皆さんにお伝えしています。なぜ毎年チェックが必要なのでしょう?そしてなぜ毎年この時期から毎月予防薬を投薬しなければならないのでしょう?

 フィラリア症は犬糸状虫が蚊によって媒介される感染症です。犬の他に猫やフェレットに感染する事が確認されています。そして実は人にも感染することがあり、成虫になる事は少ないのですが肺動脈栓塞や皮下などに腫瘤を形成することがあります。

では犬糸状虫はどのように感染し成長するのでしょう?


・感染犬の血液を吸った蚊の体内にミクロフィラリアが取り込まれ蚊の体内で感染幼虫へと成長します。

・感染幼虫は蚊が犬の吸血時に体内に侵入します。

・体内に入った
感染幼虫3〜10日体内移行幼虫になり組織内で成長し約70日未成熟虫となります。

・ 感染後
120日前後未成熟虫は血液内に入り肺動脈や心臓に移行します。

・肺動脈の細い血管や心臓内で
成虫に成長し、ミクロフィラリアを産出します。

・ここまでの期間は
約180日です。
 このように蚊によって感染が拡がるため、蚊の活動時期は予防が必要なのです。

 そしてもう一点!フィラリア予防薬は基本的には体内移行幼虫を駆除するために投薬され、ほぼ100%の駆除率となっていますが駆虫成分は速やかに体の外に排出されます。そのため、投薬後再び感染した場合未成熟虫に成長するまでの期間に次の投薬を行う必要があるのです。それが
一ヶ月に一度の投薬を薦める理由と蚊を見かけなくなった次の月までの投薬をお願いする理由なのです。

 そしてもう一つの疑問、『なぜ投薬スタート前に血液検査が必要なのか?』です、血液検査では血液中にミクロフィラリアがいないかをチェックしています。もしミクロフィラリアが見つかればそれは成虫が心臓に寄生している可能性があると言うことになります。そうなればそこから治療を始めなければなりません。

又、先ほど予防薬は体内移行幼虫を駆除すると書きましたが、100%ではありませんがミクロフィラリア駆除にも効果 があるためミクロフィラリア寄生を知らずに投薬した場合、ミクロフィラリアの死骸が血管に詰まり 栓塞症等の重篤な症状を引き起こす事になります。

そのため、病院では昨年きちんと予防できていたか、感染はないかをチェックしてから予防薬を始めてもらっています。 ただし、通年で投薬されている犬、または寒い時期(蚊のいない時期)に産まれ、初めて夏を迎える子犬に関して血液検査は行っていません。

 この仕事をしていると蚊はどうしても気になってしまいますが、ここ数年蚊の出ている期間が長くなっているような気がします。こんなところにも地球の温暖化の危機を感じずにはいられませんね。 フィラリア症の予防は投薬期間がとても重要です。4・5月から投薬を開始し、9・10月で終了せずお家の周りを良く観察して蚊がいなくなったと思う次の月(11・12月)までしっかり予防をして下さい。

2007/5/7

“狂犬病について”


 4〜6月は狂犬病予防接種の時期となりワンちゃん達には少し嫌な季節かもしれませんね。

2006年11月・12月に相次いで二人の方が海外で狂犬病に感染したニュースが報じられたこともあり狂犬病に関しての質問を多数受ける事があるため、今回は狂犬病についてのお話です。

日本国内では1957年、広島県での猫の狂犬病症例を最後に以降50年以上国内では発生していない人畜共通 伝染病ですが、WHO(世界保健機構)の統計では毎年約5万人が狂犬病で命を落としていると報告があり、 発生地域は全世界で、特にアジア地域での発生は全世界発生率の半数以上を占めています。

日本が狂犬病発生なしと認めている国と地域は全世界でたった11ヶ所しかありません。
では、狂犬病とはどのような病気なのでしょう?

《原因》:rabies virus (ラブドウイルス科 リッサウイルス属)このウイルスはすべての保温動物に感染する。
《感染経路》:感染動物に咬まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口より体内に入り感染する。
《狂犬病の症状》


 
ヒト
イヌ
潜伏期 3〜9週、長い時は半年〜2年 無症状 10日〜6ヶ月。無症状
前駆期 風邪に似た症状(頭痛や発熱)や咬傷部位 の痒みや熱感が2〜8日続く。 イヌの場合はあまりはっきりとした症状はありませんが、発熱や不安などが見られる。
発揚期
(狂騒期)
不安感や恐水・恐風症状、刺激に対し敏感となり興奮や麻痺などの神経症状が現れる。 2〜7日。 刺激に対し敏感になり、恐水・恐風症状が見られ、興奮や不安感が強く攻撃的になる。
麻痺期 全身に麻痺が進行し、死に至る。 狂騒期の神経症状が見られず、 全身に麻痺が見られることもある。 全身に麻痺が進行し死に至る。 発病から死亡までは約3〜7日。

《治療》:発病後の治療は難しくほぼ100%死亡しますが、ヒトでは潜伏期間が長いため咬傷後すぐに治療を行えば助かる可能性がある。脳にウイルスが達する前に狂犬病ワクチンを数回接種する。

 このように恐ろしい人畜共通の伝染病ですが、幸運なことに日本では50年以上発生していないため、 「狂犬病接種は必要ないのでは?」と言う意見も少なくないと思います。

現に平成16年、登録犬での接種率が75%となっており、インターネットや電話での聞き取り調査では未登録の犬が登録件数の倍存在し、さらに接種率はその半分以下となるため、国内での狂犬病予防接種率は40%を切る状態と推定されています。

WHOでは感染防御に70%の免疫集団が必要と報告していますが、現在国内の40%を切る状況は非常に危険な状態と考えなければなりません。

 日本は島国で大陸との繋がりがないため野生動物の移動が無い事、徹底した撲滅運動を過去に行ったことにより現在に至りますが、現在では輸入動物の入国も増え一部では検疫を通 らず不法に入国する動物も少なくありません。

その中に一匹でも狂犬病に感染した動物がいたら?
もしその動物が捨てられたら?

  そんな事を考えなくてはいけない時期にあるのかもしれません。
大切な家族であるワンちゃんを恐ろしい伝染病から守れるのは飼い主さんしかいないのですから・・・。


2007/4/13

“理想の体型!?”


 日々暖かさも増し、心地よい天気のなかワンちゃんと散歩に出るのが、楽しくなる季節ですね。

最近散歩中などに足の引きずりや、痛みを訴えるワンちゃんが増えてきています。その原因のひとつとして考えられるのが「体重の過多」ですが、「体重の過多」は足腰へ負担がかかり関節炎や椎間板ヘルニアといった、さまざまな疾患を引き起こすことがあります。これらを防ぐためにも、ご自分のペットの体型を普段からチェックすることは、健康を維持する上でとても大事なことです。

日頃からチェックすることで、太りすぎや痩せすぎの予防、また病気などによる身体の変化に気づきやすくもなります。
今回はペットの「理想の体型の見方」を簡単に紹介しましょう。
理想の体型は、その種のスタンダード(標準体型)だけを見るのではなく、それぞれの骨格の大きさによっても異なってくるため、その子の全体的なバランスを見ることも大切なポイントです。

さて、理想の体型の見方とは・・・
1)背側から見たとき、適度なウエストのくびれがある。
2)腰部を触ったとき、骨格が薄い脂肪の下に触ることができる。
3)肋骨を触ったとき、わずかな脂肪の下に触ることができる。


肥満度合い



以上のように理想の体型を知ることで、ご自分のペットの現在の体型を再認識することができるのではないでしょうか。もし太りすぎや痩せすぎに気づいたときには食事の見直しや、病気などの検診が必要になるかもしれません。その際には、お気軽に病院スタッフにご相談ください。

2006/9/7

“歯の話 3”


  今回の歯の話は実際に病院で行う歯石取りの様子をお届けしたいと思います、今回歯石処置を受けるのはワンちゃんですがネコちゃんもほとんど同じ手順で進みますので参考にして下さい。 (ネコちゃんの健康キャンペーンが9月より行われその際、歯石取り券を配布しております。)

  基本的に病院で歯石取りをする場合は麻酔処置が必要となりますのでご予約を取っていただきます。
自宅では:
歯石取り前日の夜9時以降絶食
     当日朝より絶水・もちろん絶食となります。



[来院後]
血液検査を行い全身状態のチェック!(事前に受けていれば必要ありません)
今回のワンちゃんは、6歳になるため念のため術前より静脈点滴開始。
静脈点滴は術中も行います。

お昼より処置スタート!
(午後2時)
奥歯には結構歯石が付いていますね、 歯肉も炎症を起こし赤くなっています。
歯肉と歯の隙間にも歯石が入りこんでいるため歯肉炎を起こしているようです。

 歯科用超音波スケーラーで歯石除去を行います、この器械は先端の超音波振動により硬い歯石を粉砕しながら除去していきます。

歯を強く擦るわけではないので歯の表面のエナメル質を傷つけずに歯石除去を行うことができます。

  歯肉と歯の隙間も綺麗に除去していきます、表面だけでなく普段はケアしづらい歯の裏側も綺麗にしていきます。

 一通りスケーラーでの除去が終了したらルートプレーニングを行います。

  ルートプレーニングはスケーラーのとどかない歯周ポケットの歯石を取る作業です、歯石は表面 だけでなく歯肉の奥まで入りこみます、見える部分だけ除去をしても歯周ポケットに歯石が残っていてれば歯根炎等を起こしたりします。

  またこの作業により深くなってしまった歯周ポケットを浅くする事ができます。 歯石除去後、歯周ポケットが広過ぎてグラグラしていたり、 既に炎症が歯根まで達している場合、残念ながら歯を抜く作業を行います。

 次に、ポリッシングを行います。 研磨剤を使い、歯の表面を磨いていく作業です。 歯の細かい凹凸を磨くことで表面 を滑らかにして歯石を付きづらくするための作業です。

スケーリング終了!
(午後3時過ぎ)
黄色く歯石の付いた歯がとても綺麗になりました。 歯肉の炎症が強い場合歯周ポケットに抗生剤の軟膏を注入する作業を行う場合もあります。

今回は抜歯処置などがない一般的なスケーリングだったため時間は約1時間程で終了しました。

  この後麻酔からも順調に覚め夕方退院し、晩御飯は いつもより遅い時間に少量 づつ、2回に分けて与えてもらいました。病院で全身麻酔をかけていますし一日絶食しているので急にいつも通 りの食餌を与えてしまうと気持ちが悪くなり、嘔吐や誤嚥をしてしまうこともあるからです。

 ワンちゃんやネコちゃんの歯石除去は人と違い一日掛かりの作業となってしまいますが、この日誌を見て興味のある方やご質問がある方はお気軽に受付にてご相談下さい。

 この歯石除去を行ったのは7月上旬でした、現在再び歯石が付かないように歯磨きをしたり、歯磨きガム(VOHC製品)を使い頑張って予防中です!近いうちに経過報告をUPするかもしれません、お楽しみに!!


2006/6/7

“歯の話 2”


  前回は『歯』の構造等についてお話しましたが今回はお口のケアについてお話しましょう。

お家のワンちゃん・ネコちゃんのお口の中をちょっと覗いて見てください、こんな写 真のような歯になっていませんか??

写真の歯表面の黄色い物がついています、これは既に歯垢から歯石に変化していますね。そして歯肉も通 常では綺麗なピンク色ですが若干赤味をおびています。歯肉炎を起こしてきているようです。 歯垢や歯石のつく原因や速度は個体によって差があるようですがやはり年齢や食餌に大きく関係があるようです。

まず歯垢(プラーク)とはなんでしょう?

人でもプラーク・コントロールという事を良く聞くと思われますがプラークは主に細菌で構成され、歯にネバネバ固着している灰黄色の物質です。 プラークは歯肉と歯の間に入り込み歯肉炎の原因となります。このプラーク中のリン、カルシウムなどの無機質の濃度が増大することで歯石へと変化していきます。歯石自体はプラーク程、歯に影響がある訳ではありませんが歯石の表面 はゴツゴツしているため更にプラークを付けやすくしてしまい歯石が厚くなるという悪循環を起こしてしまいます。

さて、このプラークから歯石への変化はどのくらいの時間で起きるのでしょう??

正解は・・・・2〜3日だそうです。

写真のように既に歯石になってしまった物は自宅で歯ブラシなどで取ることはできませんがこうなる前に何とかする事はできないでしょうか?歯垢・歯石はどんな子でも付いてしまいますがそれを遅らせることはできます、そのためにはホームデンタルケアが重要となります。

[ホームデンタルケア]

既に歯石になってしまった物については一度病院で歯石除去を行いキレイに落とす必要がありますが、病院での処置後や子犬のしつけの一環として歯ブラシをする事が非常に重要になってきます。毎日1回できれば一番良いのですがなかなか難しいと言う事であれば二日に1回チャレンジしてみると良いかもしれません。 しかしこの歯ブラシもいくつかの注意点があります。

(1)歯ブラシの硬さ、大きさ。・・・使用する子の口の大きさに合わせた物を選んで下さい。小型~中型の子であれば小児用の歯ブラシで柔らかい物を使用しても良いでしょう。歯ブラシを嫌がる子であればガーゼを指に巻いて歯磨きするのも良いでしょう。今は歯磨き用ガーゼが市販でもあるようです。

(2)歯磨き剤・・・いろいろな種類が出ています、ジェル状・液体・ペースト状。味も様々です。液体やジェル状のものでは「塗りつけるだけでも効果 がある。」とされる製品もあるので歯磨きはちょっと難しいかも?と言う子に使ってみると良いかもしれません。またはお湯だけでも良いでしょう。

(3)ブラシの仕方・・・あまり力強くブラシを当ててしまうと痛みを伴ったり出血することがあります。飼い主さんのほっぺをブラシで痛くない程度に軽く擦って見てください。それくらいの強さで歯肉・歯の表面 をブラッシングして下さい。(あまり出血するようであれば無理をせず獣医師にご相談下さい。)

(4)歯ブラシのしつけは6ヶ月を過ぎたころから始めた方が良いでしょう。乳歯から永久歯への生え変りの時期は歯がグラついたり若干痛みがあるようです。その時期に歯ブラシのしつけを始めると痛みで口を触られるのを嫌がるようになってしまうかもしれないので総て生え変ってからスタートする事をお勧めします。また、歯肉炎がある場合はやはり痛みがあるため注意しましょう。

いずれにしてもされる側の動物がブラッシングを喜んで受けてくれる状況を作る事が一番大事なことです。

ブラッシングはやはりちょっと難しいなぁ〜??と思われている方には・・・。
歯磨きガムや食餌でのケアがあります。ソフトフードや缶タイプの物はドライフードよりも一層急速にプラークが形成されるのを促します。またウエットフードは口腔内に残りやすく、その為プラーク内細菌を成長させやすくしています。

ドライフードでは最近歯石を付きずらくする商品がいくつか出ています。また、歯磨きガムも動物が嫌がらずに食べてくれれば使ってみるのも良いでしょう。ただし与え過ぎによるカロリーオーバーにはご注意を!! また、「VOHC」マークなどが付いている製品を選ぶ基準にしていただけたらと思います。

VOHC・・・米国獣医口腔衛生委員会。ペットの歯の健康についての啓蒙と普及を目的として設立。各種デンタルケア製品の評価方法を公開しています。また定められた評価方法により効果 が確認された製品にVOHCマークを表示する事を認めています。

最期に定期的な歯のチェックや予防のための歯石除去をお勧めします。

動物は人のように入れ歯をする事ができません。高齢になって麻酔リスクを気にしながら歯の処置をするより若いうちからホームケアや歯石除去を定期的に行い高齢になっても健康な歯を維持できるように飼い主様・ワンちゃんネコちゃんのお手伝いができるようにスタッフ一同頑張りたいと思っています。


2006/5/9

“歯の話”


  皆さんお家のワンちゃんの口の中、気になった事はありませんか?

『歯』と言うと犬・猫自身は気にすることは無いかもしれません、飼い主さんが気になってはいても確認するのは意外と大変かもしれません。
ましてや人のように毎日歯磨きなんて難しいですよね。

  しかし動物にとって『歯』はとても重要な道具であり、健康を維持するためにも大切なものなのです。 今回は『歯』についてお話したいと思います。

<歯の構造例(犬歯)>

エナメル質:生体中で最も硬い組織であるエナメル質はハイドロキシアパタイトの結晶成分からなっています。

象 牙 質:象牙質は歯の主要な構成組織として、歯冠部はエナメル質により、歯根部はセメント質によって覆われています。象牙質は骨よりも硬く密である。また歯髄を保護する役割があります。

歯 髄 腔:神経・血管などからなっています。歯へのいかなる刺激も痛覚として感じとられます。

歯の構造はとてもシンプルです。単に外層のエナメル質、中層の象牙質、そして内側中心部の歯髄組織からなっています。エナメル質がセメント質に置き換わっていることを除けば、同じ構造が歯根まで続いています。歯根部は歯槽骨により支持され、その周りを歯肉で覆われています。

歯の生え変わり:
生後1ヶ月より乳歯が出てきます。そこから2〜3ヶ月で乳歯が生え揃います。
(犬の完全な乳歯の本数は28本、猫は26本)
永久歯は早い子だと生後3ヶ月位から生え変わり始め、6〜7ヶ月で総ての歯が永久歯となります。
(永久歯の完全な歯の本数は42本、猫は30本)

ただし歯の本数に関しては個体差・品種差があります。

ここでチェックです!!

ワンちゃんの口の中をちょっと覗いて見てください。6ヶ月齢を過ぎているのに乳歯が残っていませんか??

 もし、犬歯が同じ所から2本出ていたりしたら?それは乳歯遺残という状態です。これは永久歯の歯並びを悪くしたりその歯だけ歯垢のつきやすい状態を作ってしまい歯肉炎の原因になります。自然に抜けることもありますがそのまま残る事がほとんどのため早めに乳歯抜歯が必要となります。

あれ??っと思った方や疑問・質問などあればお気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい。
今回は歯の構造と生え変わりを簡単にお話しました、次回はお口のケアについてお話したいと思います。


2006/4/11

“桜と狂犬病予防注射の時期です”


  あっという間に桜の時期が過ぎ、だんだんと暖かくなってきていますね。
ワンちゃん・ネコちゃんの体調はいかがですか?

桜の木
ワンちゃん達にとっては「狂犬病予防注射」「フィラリア予防開始」「ノミ予防の開始」と 少〜し嫌な時期ですね。
「狂犬病予防注射」は例年どおり当院でも接種できますので、診察時間内にご来院ください。予約の必要はありません。

今年は「フィラリアの血液検査」と同時に、全身の健康状態をチェックする「血液生化学検査」をおすすめしています。 「血液生化学検査」をすることで、異常があった場合の早期発見・早期治療につながり、また健康時に検査することで、そのワンちゃん自身の正常な数値を把握することができるからです。
(生化学検査の詳しい内容については前回のダイアリーをご覧下さい。)

 この機会にぜひ一度チェックしてみませんか?

4月から学校を卒業したばかりの獣医師がスタッフの一員となりました。 今は研修期間中なので、皆さんの診察時のお手伝いなどをさせていただくことになります。 よろしくお願いします。

彼もこれからたくさんのことを学んでいきますが、私たちスタッフも彼をみて初心にかえり、より良い病院になるようそれぞれが決意した春でした。


2006/2/28

血液検査のおはなし!


  皆さん、ご無沙汰しています!病院のアイドル「しまも ようこ」通称「しまこ」です!
猫の「しまこ」
今回は、私の話ではなく最近病院で<うさぎさんの健康キャンペーン> をしていますがキャンペーン期間も半ばを過ぎいくつか質問をいただいているのでそのことについてお話させていただきます。

 まず、今回のキャンペーンはうさぎさんが対象で、血液検査を中心とした健康診断となっています。このキャンペーンはワンちゃんは春頃に、ネコちゃんは秋頃に行う予定です。(期間が決まりましたらご報告しますね) さて血液検査となれば採血をしなくてはなりません、うさぎさんはどこから採血するかと言うと「耳」「後ろ足」のいずれかになります。

 どちらかの血管から0.6ml程採血をして検査します。今回の検査項目は生化学7項目・Htとなります。ではこの検査で何がわかるのでしょう?

☆Ht値(ヘマトクリクリット値)
 貧血の程度などを知るための検査。この検査は血球(赤血球や白血球)と血漿を分離し血球容積を測定する検査のため貧血・脱水の状態がわかるのと、総タンパク質の測定・黄疸の有無なども知る事ができます。

☆生化学検査
 こちらも体の中の状態を把握するためにはとても大事な検査です、血液の液体成分(血清あるいは血漿)の中には様々な物質が含まれています、生化学検査はこれらの物質の種類や増減を測定することによって体内で引き起こされている変化を知るための検査です。 それでは今回調べる7項目とは・・・?

Gluブドウ糖。人でも糖尿病でよく知られているものですよね。高値では糖尿病などの指標となります。

BUN血中尿素窒素。血中の尿素窒素はタンパク質の老廃物です。タンパク質は肝臓で代謝されこの老廃物は腎臓でろ過され排泄されます。そのためBUNの増減は腎臓の機能の指標として利用されます。

CREクレアチニン。こちらもBUNと同様に腎臓でろ過され再吸収されるため腎臓機能の指標とされます。

ALT/GPTALTは肝細胞に大量 に存在する酵素の一種です。 ALTは肝臓になんらかの障害がある場合増減します。よって肝臓の指標として利用されます。

AST/GOTいくつかの組織に存在しますが特に肝臓と横紋筋に多く存在する酵素です。
そのためこちらも肝臓の指標として利用されます。


ALP肝臓と骨に存在する酵素。こちらも肝臓の指標とされますが骨にも多くあるため成長期の動物は大人と比較して高値を示します。

CPKこちらも酵素の一種でエネルギー代謝に重要な役割を持つ酵素です。
エネルギー代謝の激しい骨格筋、心筋に多く見られる。そのため心臓の指標として利用されます。


以上が生化学の検査内容となります。生化学検査は普段の様子から把握することの出来ない肝臓や腎臓の機能をチェックするために重要な検査なんですね。
 私も年に何度か我慢して受けています。(こう見えて結構歳なので・・)元気な時にこの検査を定期的に受けているとその子の通 常での数値を知ることができるのでとても重要なことなのです。できることなら、1年に一度ぐらいは血液検査での健康診断を受けておくと良いと思いますよ。 簡単にかいつまんで書きましたが、この検査の内容はワンちゃんもネコちゃんも変らないので参考にしていただけたらと思います。

 また質問などありましたらスタッフまでお問い合わせ下さい。


2004/4/23

よろしくおねがいします!


  はじめまして、4月から新しくミサキのスタッフの一員となりました、動物看護師です。
頼りない部分もあるかとは思いますが、これからよろしくお願いします。
 さて、4月も後半に入り日中は少し汗ばむほど暖かな日々が続くようになってきました。
この暖かな陽射しと共にワンちゃんネコちゃんたちも衣替えを始めているのではないでしょうか。
 春から夏にかけてワンちゃんたちは換毛期といって毛の生え変わりによって抜け毛が多くなってきます。
そのためブラッシングもいつも以上に大変かもしれません。
しかし、日々のブラッシングはワンちゃんたちとのふれあいと同時に、健康状態のチェックもできる良い機会になります。
 例えば、背中を撫でながら何気なく被毛や皮膚の状態をみたり、頭を撫でてそのまま耳を触りながら中の汚れや匂いを嗅いでみます。
また、目やにや眼球を見て傷が無いかをみたり、口を触れるようであれば歯ぐきの色や状態、歯垢や匂いをチェックできると良いでしょう。
 しかし、特に耳や口は嫌がるコもいるので無理はせず触ることから始めて、徐々に慣らしていきましょう。
 こまめにチェックすることで普段との違いや異常に早く気づいてあげられるかもしれません。


2004/3/21

散歩中にも注意です!


  だんだんと暖かさが増し、病院近くの神田川沿いの桜のつぼみも大きく膨らんできました。
ワンちゃん、ネコちゃんのお散歩コースや、お家の庭先にも新しい草花が芽を出し始め、ぽかぽかと暖かい日にはお洗濯も楽しくなってきた頃ではないでしょうか。

  私たちのごく身近にある植物や人間の食べ物、また一般家庭にある殺虫剤や洗剤なども動物にとっては有害で、中毒を引き起こすことがあります。

  例えば植物ではポインセチアの葉、ラッパスイセンやチューリップ、ヒヤシンスなどの球根を食べることによる嘔吐や昏睡、アサガオでは行動異常や痙攣など。人間が普段食べているものの中にはタマネギやニンニクなどのネギ類による溶血性貧血、チョコレート・ココアによる嘔吐・下痢・不整脈など‥、報告されているものだけでもかなりの数になります。

  ワンちゃん、ネコちゃんは大変好奇心が旺盛で、見慣れないものを見つけるとじゃれついたり、匂いに誘われて色々なものを口にしたりします。
また、ネコちゃんはとてもきれい好きでもあるので、身体についたものはきれいになるまで舐め続ける習性があるので、洗剤や薬品の管理にも注意が必要です。

  もしお家の動物が有害物を舐めたり、正体不明のものを食べてしまったら早くに病院へかかることをお奨めします。その際に食べたものの残りや容器、取扱説明書などがあれば持参しましょう。

  暖かい春、愛犬・愛猫達と楽しく過ごしたいですね。


2004/2/19

ブラッシングしてますか?


  まだまだ寒い日が続きますが、つい先日春一番が吹き、 季節は変わろうとしています。
うちの寒がり猫たちもこたつから出て、 窓辺で毛づくろいにいそしんでおります。

 ところで、家の中で生活する猫たち、 彼らは一日のうちに半日近くもの時間を毛づくろいに費やします。
そんな可愛らしい姿の猫たちを見ていて、飼主である私たちが気になるのが 毛球症ではないでしょうか。
毛球がたまると、嘔吐や消化障害を引き起こすことがあります。
毛球症の予防は、やはりブラッシングです。
よくネコ草を食べさせたりしますが、草は胃の粘膜を刺激しますので、 あまりお奨めできません。
毛球除去剤も売られていますが、やはり一番大切なことは ブラッシングではないでしょうか。

  皆さんも、猫ちゃんたちとのコミュニケーションもかねて、ブラッシングしていきましょう。

  ではまた・・・


2004/1/8

いよいよこれからが寒さの本番です。


  いよいよこれからが寒さの本番ですが、この季節は特に年をとった動物たちにとってつらい季節かもしれません。

 犬は、生後7年くらいから老化が始まり、10年を過ぎれば老犬です。
人間と同じで、体力は衰え、病気にかかりやすくなりますし、認知障害が起こることもあります。
ワンちゃんの体調・状態に合わせて、環境を整えてあげましょう。

 例えば・・・
★室内飼いにする(温度に気を配る)
★無理のない適度な散歩をする(足腰を弱らせない)
★床にカーペットや滑り止めマットを敷いたり、段差をなくす為のスロープを作る
★食事を台の上にのせて食べやすくする
etc・・


 
杉並獣医師会では毎年、15歳以上のワンちゃん・ネコちゃんに、高齢表彰を行っています。
昨年当院では、38匹のワンちゃん・ネコちゃん達が表彰を受けました。
飼主さんが大事にしてこられたことが感じられて、表彰状をお渡しする時の私たちも嬉しいです。
今まで一緒に暮らしてきた大切なパートナーを、いつまでも大事に心のこもったお世話をしてあげてください。


2003/11/14

ペットとお父さんの甘い関係??


  急な寒暖の変化で皆様体調を崩されたりしていませんか?
この時期動物も下痢や体調を崩す子が多いので、飼い主の皆さん、ペットの健康管理にも十分注意してあげて下さい。

 さて最近受け付けでお話する事が多いのが、「最近この子太っちゃって」「テーブルの上のもの欲しがってしょうがないんです」そして最期に「家のお父さんがあげちゃうんです・・・」とゆう体重の事でのお話を飼い主さんとよくします。
ペットの体重の管理はやはり飼い主さんが一番気を使うことの一つですよね。
かくゆう我が家にも犬がいます、雑種の男の子ですがここ最近体重が増え困っています。
私が病院で勤めているので食事管理やしつけ等は家族と話家族にも協力してもらっていたつもりでしたが、どうも父だけは犬に甘いようで何かにつけておやつや人の食事を隠れてあげているようなのです、病院で「お父さんが・・・」と言っている飼い主さんの気持ちがものすごく解ります。

 しかしまるで息子のように可愛がっている父に何を言っても無駄な気がしますが、日々現行犯で見つけては注意する日々でございます。
飼い主さんもまずお父さんとよく話しをして協力してもらえるように頑張ってみて下さい。
減量はペットにとっても飼い主さんにとっても辛いものです、おねだりされるとつい何かあげたくなっちゃいますよね。
しかしそこは鉄の意志で乗りきって下さい。
ペットの減量が成功するかしないかは飼い主さんの手にかかっています、減量 している飼い主さん!
がんばりましょう!!

おまけ
猫
最近のお気に入りはペットヒーターと乾燥機から出したばかりのタオル・・・。


2003/10/25

秋になりましたねぇ・・・


 天高く馬肥ゆる秋、今年の夏は涼しくてあまり秋らしい感じがしないかと思っていたのですが、やはり徐々に朝夕が寒くなってきましたね。
ただ、まだ日中は気温が上がり暖かい日があります。
その為、昼と夜の寒暖差が激しくなり体調を崩してしまう子がいます。
人でも体調を崩しやすい時期です。洋服の脱ぎ着等で体温調節をしたりできない動物の為にも、ちょっと早めと思われるかもしれませんが、夕方から朝までだけでも暖房器具をつけてあげて下さい。
エアコンやファンヒーターとは言いません。
ペットヒーターのような簡単なもので大丈夫なのでつけてあげると良いと思います。
  また気温だけでなく湿度も急に下がり始め、乾燥している日が増えてきました。
その為、喉を痛める子や、風邪の様な空咳をする子もいます。そして唯の空咳だと思っていたらウイルス性・細菌性の気管支炎になっていることもあり、ひどくなると肺炎にまでなってしまうこともあります。
症状を訴えられない動物達の為にも、予防とおかしいなと思ったら病院へ連れて来て上げて下さい。
  いろいろ大変に感じてしまうかもしれませんが、最近では動物達の可愛い洋服などが沢山あります。
「動物に洋服は・・・」などと言わないで、一度物は試しに洋服を着せてお散歩や、紅葉狩りなどお出掛けをしてみては?
もしかすると、はまってしまうかも知れないですよ。(^_^;)
  この時期、人も動物たちも食欲が増し、肥満になってしまう子が沢山います。
「馬肥ゆる秋」ならぬ「○○肥ゆる秋」にならないように気を付けてあげて下さいね。
  今年こそは、紅葉狩りに行きたいなぁ・・・。


2003/9/3

雷がこわいよ〜!


 梅雨が明けたと思ったら、大型の台風が各地に強い影響を及ぼしています。
その為、突然の雷雨に見舞われる事がしばしばありますが、そのような時に、「雷が鳴ると家の犬はパニックを起こしてしまうのです。 そんなに怖いのかしらね?」といった事を飼い主さんからよく相談されます。
皆さんにも心当たりはありませんか?

  実は、こんなワンちゃんは決して少なくないと思います。
原因としては、まだ明確にされていないことも多く、治療としては試行錯誤といった趣が少なくないのが現状です。
雷が近づいてくると、誰よりも早く感づき、小さく押入れの隅に隠れてしまうワンちゃんや、パニックを起こし、その場から逃げたい一心で、壁から机からなぎ倒しながら、部屋中を駆け回るといったこともあるのです。
もちろん、大型犬になればなるほどその被害は大きく、飼い主さんさえも抑え切れないこともあります。
なぜ、このようなワンちゃん達は、そんなにも雷を怖がるのでしょう?
ソロモンの指輪があったら、直接理由を聞けるのですが。

  実は、行動学的分野から、いくつかの興味有る見解が発表されています。
そのうちの一つとして、しきりに水や水道のあるお風呂場に逃げ込もうとしている姿が見られること。
このことから、雷が放電している電気を敏感に帯電してしまっているのでは?とも言われています。
首輪から避雷針のような金具を床まで届くようにつけるといった、試みもされています。
もちろん、一度味わった恐怖は、パブロフに犬のように条件反射として、深く心に刻まれると思われます。
遠くで雷の音を小さく流しながら、楽しい思いをさせる。
そんな新しい条件付けをしてあげたりするのも一つかもしれません。

  癲癇も多く発症しやすいこの季節。夏は、未知なるシーズンとも言えるかもしれませんね。


2003/7/23

暑い夏がやってきた。


 梅雨明けを間近に控え、いよいよ夏がやってきます。
暑い日が続きますがみなさんやワンちゃん、ネコちゃんはいかがお過ごしですか?

 動物たちもヒトと同じように夏バテがあるようです。「なんとなく元気がない・食欲がない」、という症状もヒトと似ています。
しかしヒトとは違い全身で汗をかくことが出来ないので暑さはなおさらこたえることでしょう。
日中はお家でお留守番をしている子が多いと思いますが、その為熱中症で病院にかかる子も多いのです。
締め切ると室内は想像以上に機密性が高くなり、それに伴い、日中は外気より気温が上がることもあるようです。
留守時にはクーラーをつけっぱなしという方法もありますが、最近ではペット用のクールマットや扇風機も市販されているので、これらを併用すれば省エネもできそうです。

 また、ワンちゃんの場合は夕方のお散歩も要注意です。
アスファルトの照り返しは日が沈んでからも残るので、人より地面に近いところを歩いているワンちゃんは、夕方のお散歩でもバテてしまいます。
夏場は日が延びるのでお散歩の時間をいつもより遅くずらすと良いでしょう。

 夏の食欲や元気の低下は夏バテの可能性もあります。
なんとなくいつもと様子が違うなと感じたら、まず環境改善をしてみるとよいかもしれません。
しかし、改善が認められない場合は、来院して下さいね。


2003/6/16

ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン♪


 カラッとした晴天の日が少し続いたと思ったら、とうとう関東地方も梅雨入りとの報告がありました。
この天気は7月中旬まで続くそうです。
洗濯物の乾きも悪く、家の中もジメジメ…、お散歩好きのワンちゃん・ネコちゃんにとっても憂鬱な一ヶ月となりそうです。

 最近、テレビを見ていると、カビ取り洗剤や水虫の薬のコマーシャルが増えてきたと思いませんか?
実は、ワンちゃんやネコちゃんの皮膚にも様々な細菌やカビなどが寄生しています。
普段は被害を与えませんが、それらが繁殖すると痒みが生じたり、皮膚病を悪化させたりします。
特に湿気の多いこの季節には、耳や指の間がむれやすいため、細菌などの微生物が増殖しやすく、外耳炎などの耳の病気や指間炎などの皮膚病にかかりやすいようです。

 例えば、カビの仲間の酵母様真菌(マラセチア)はふつうに寄生していても問題ありませんが、犬の耳垢や皮膚の脂肪などで繁殖しやすく、大量 に寄生すると痒みなどの被害を与えます。
痒みによる炎症で耳の皮膚までも赤く腫れることがあり、慢性化すると外耳道やその周りの皮膚が厚くなり、耳道をふさいでしまうことがあります。
「耳をよく痒がる」「耳垢がチョコレート色をしている」「耳の中がすっぱい匂いがする」というような症状が見られるようになったら早めに検査されることをおすすめします。

 また犬種によっても耳が垂れ下がっているスパニエルやシーズー、レトリバー、耳の中にも毛が生えているプードルやマルチーズ、それに耳の内部のひだが大きなブルドッグやパグなどは耳がむれやすいため耳の病気が多いと言われています。

 雨の日のお散歩のあとは濡れたからだを拭いてあげ、指の間も清潔にしてあげて下さい。
そして、お耳も時々チェックしてあげて下さいね。


2003/5/22

はじめまして…。


 はじめまして。
四月からミ・サ・キ・動物病院に勤務することになりました新米獣医師です。
まだまだわからないことだらけで、皆様に御迷惑をおかけすることがあると思いますが、宜しくお願い致します。

ところで、五月も終盤に差し掛かかり、毎朝暑かったり寒かったりノ朝何を着ていこうか悩むことが多くなってきたと思います。
こんな時期に彼らはやってきます!そう_蚊″です。
彼らが運んでくるものといえばフィラリアですよね。
フィラリアは予防薬で子虫を駆除することで簡単に予防できますが、一度寄生して体内で成虫になってしまうと、今度は成虫を殺すことが逆に負担になってしまい、治療することが厄介な病気です。

フィラリアは、心臓や肺の血管などに寄生してワンちゃん・ネコちゃんを苦しめる恐ろしい病気です。
ほとんどの場合、慢性経過をとり、心不全や肝臓・腎臓に障害を与え、発咳や運動不耐性、腹水などの症状を示します。
しかし急性経過をとると循環不全を起こし重篤な状態を招くことがあります。

皆さん、もうフィラリアの予防は始められましたか?フィラリアは、簡単な検査で診断できますので、まだ始められてない方は、是非一度、病院にいらして御相談下さい。
では・・・


2003/4/17

狂犬病ワクチン


 四月も後半へ入り、空気にもいよいよ、春の暖かさが感じられる季節となりましたが、皆さんのワンちゃん達にとっては、憂鬱な季節でもあるかもしれません。
狂犬病の予防接種の時期がやって来ました。

 狂犬病は、ほとんどの哺乳動物が感染する危険を持ち、発症すると100%死に至る、恐ろしい人畜共通 感染症です。
皆さんのワンちゃん達も、きちんと年に一度の予防接種を受けていると思いますが、この予防接種は、日本では昭和25年に、飼い主の義務として法律で定められたものです。
ここ40年以上、日本での感染報告はありませんが、海外では、今現在も多くの発生報告があるようです。
数十年前と比べて、海外へ旅行する機会や、海外からの輸入動物が増えている今こそ、注意し予防しなくてはいけません。

 大事な家族であるワンちゃんを狂犬病から守るのはもちろんですが、飼い主としての義務を果 たすことで、ワンちゃんに対する責任を自覚する良い機会になるのではないでしょうか。
とはいえ、やはりワンちゃん達にとっては、嫌なことであるのに代わりはないので、病院のスタッフとしても、少しでもワンちゃん達がリラックスできるように、また、病院を嫌いにならないよう、できる限りの注意を払うつもりです。


2003/3/13

春が来た○○もくる?


 一雨ごとに暖かくなり、春の訪れを感じられる日が多くなってきましたが、 皆さん体調を崩されたりされていませんか?
春といえば病院にも新しい顔が増えるのですがその事についてはまた後日。
今回はこの時期から増える物について書かせてもらいます。
増える物それは さて何でしょう・・?
それはノミ・ダニです。すでに病院の風物詩となりつつありますがこの時期から、ノミ・ダニもほかの虫たちと変わりなく活動が活発になります。
病院ではホテルお預かりの際通年を通してノミの予防駆虫薬を投薬させてもらっていますがこれから夏にかけてノミ・ダニに感染する可能性が高くなります。
感染する前に予防をする事が一番大切なことなので、一ヶ月に一度の予防駆虫薬の投与を病院ではお勧めしています、それと同時に全身のチェックもお勧めします。
特に腰や尾の付け根などを重点的に見てみてください、皮膚が赤くなっていたり、黒い砂のようなツブツブがみつっかたら要注意です。
ノミに寄生されているかもしれませんよ。
ノミに寄生されることにより起こることは皮膚の痒みだけでなく、アレルギーを起こしたり内部寄生虫の条虫に感染することもあります。
(ノミは体内に条虫の卵を持っていることがあるため、ノミを食べてしまった場合感染する事があります。
ですからノミを指で潰すのはやめて下さい)
また家の中で繁殖してしまうと人間が刺される事もあります。
もっと詳しく聞きたいと思われた方はスタッフまでお問い合わせ下さい。
それでは、皆さんノミ・ダニの予防をしっかりして春の散歩を楽しんでください!

おまけ
シマちゃん
本邦初公開!
この子が病院のお局もといみんなの癒しシマちゃんです。
みなさんよろしくね!


2003/2/17

インフルエンザ


 まだまだ寒い日が続いていますが、体調の方を崩されたりしていませんか?
毎年毎年、この時期になるとやってくる『今年のはひどいらしいよ』と言われ続けてきたインフルエンザなのですが、どうやら本当に今年のは大変なようです???
当院は狭い中で診療を行なっておりますので、誰かが、風邪やインフルエンザなどになると、回覧版のように入れ替わりで順番にかかってしまうのです。
そして、当然のように我がミ・サ・キ・のアイドルしまちゃんもかかってしまうのです。
(というのは冗談ですけれど)幸いまだ当院では、今年のインフルエンザは流行していないのですが。

  この様に人でも季節的な病気というものがありますが、動物達にもやはり季節的な病気というものがあるようです。

  例えば、この時期は泌尿器疾患などが多いようです。
理由としては気温の低下等から飲水量の減少が起こる事も一原因のようです。
実際、猫ちゃんの膀胱炎・尿石症・尿閉症はこの時期とても多く、「おしっこが全然出ない」、「頻繁にトイレに行くがおしっこが出ていない」、「様子を見ていたら急にぐったりしてきた」等という問い合わせや、夜間緊急診療となる事も少なくありません。
泌尿器疾患は、猫ちゃんに限ったものではないので、わんちゃん、ウサギさんなどでも同様の事が言えるようです。
付け加えて言うと、東洋医学でもこの時期は、腎気のバランスが崩れる事で起こる疾患が多い事を示唆しています。
中医学を築いてきた方達の観察力と知恵はすごいですね。

  どのような病気もそうなのですが、早期に発見してあげて、治療すれば大事に至らない事が多いものです。
毎日とは言いませんので、時々、いつもより注意して見てあげて下さい。
そして、おかしいなと思ったら出来るだけ早くに病院に来て下さい。


2003/1/11

毛玉にはまず、ブラッシング。


今年は元旦から雪が降り厳しい寒さが続いていますね。
しまちやんは、あいかわらず暖かい所で寝て、おなかがすくとごはんをねだって甘えるという羨ましい生活を送っています。
夕方になると、ニヤーと鳴いてごはんをねだるのですが、ごはんをもらって食べ終えると、他のスタッフにニヤーと甘えて、まるでまだごはんをもらってもいないかのようにふるまいます。
しまちやんは女優なのです。
何度だまされそうになったことか。
まあ、そこもしまちゃんのかわいい所なのですが…。

ところで、みなさんのわんちやんは、毛玉 ができていませんか?
特に冬は毛を長めに伸ばしたり、洋服を着たりするわんちやんが増え、毛玉 になりやすい時期てす。
シーズーやプードルは毛質が柔らかいため、特に毛玉ができやすい犬種です。
脇や内股などこすれる所にできやすくなります。
洋服やリードのあたる所も同様です。
長毛の猫ちやんも毛玉ができやすく、全身にできてしまうと毛を刈ってしまわなくてはならないこともあります。
毛玉をほおっておくと、むれてしまい皮膚病になることがあります。
気が付かないうちに赤くなっていたり、湿疹ができていたりすることがあります。
また、毛玉をとるためのブラッシングは嫌いな子が多く、嫌な思いをさせないためにも日頃からのブラッシングが大切です。
飼い主さんが正しいブラッシングを覚えて行なってあげることによって、とても良いコミュニケーションになると思います。
ブラッシングの仕方がわからない方は、スタッフにお気軽に御相談下さい。
季節の変わり目は抜け毛が多<なり、毛がもつれやすいので、抜け毛はできるだけとってあげましょう。
ロングコートのチワワやダックスフンドは、一見毛玉はなさそうですが、耳の後ろが毛玉 になっていることがあります。
注意してみてあげましょう。


2002/12/11

寒くなりましたね。


吐く息も白く、寒さ厳しい季節の到来を感じます。
最近は、昔の歌にあった「犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる」こんな光景も少なくなってきました。
当院アイドルのシマちゃん(ご存じない方は、前回の診療日誌を見て下さいね)も、こたつのかわりにペットヒーターをベットにしてスヤスヤと気持ちよさそうに寝ています。
こんな時期におきるのが、意外にも低温火傷だったりします。
最近のヒーターは温度も自由に設定できる物も出てきましたが、やはり直に長時間ベッタリ張り付いて熟睡してしまうと、皮膚が火傷してしまうこともあります。
一枚タオルをひいたりと、工夫してあげて下さい。

また、高齢の子や動きが不自由な子の場合は定期的に向きを変えてあげたり、水分を補給してあげたりして下さい。
常に家の中にいる、ワンちゃん・ネコちゃん、そしてウサギちゃんやハムスターちゃん達は、飼い主さんの生活サイクルの中で生活しています。
その為この時期、飼い主さんが外出をする時や、就寝後の夜間等、暖房を切ることで部屋が急に冷え込んでしまい、そんな温度差が体調に負担を掛けてしまうこともあります。
最高温度と最低温度がどの位なのか、温度計(湿度計もついているとより良いですよ)を置いたり、部屋が冷え込んでしまう状態でも、暖を取れるように工夫してあげて下さい。

ではでは、頃は師走。年末年始で色々とお忙しいとは思いますが、お身体にお気をつけて。


2002/11/12

アイドル“シマちゃん”


今回は、我が病院のアイドルである、多忙な日々を送るスタッフの癒し、病院にいる〔シマちやん〕をご紹介いたします。
シマちゃんは、その名の通り、キジトラ模様に腹側と足先が白い女の子の猫です。
推定10歳は超していると思われますが、そんな老いを感じさせないやわらかな被毛を持っています。
その柔らかい被毛と、絶妙なタイミングでする甘えに、変わりゆくスタッフのほとんどが“とりこ”になってしまうのでした。
一見、普通のネコちやんと同じですが、スタッフにはそれがたまらなく“癒し”になっているようです。
現在いるスタッフ(?)の中で最も古いので、3階に居座る“お局様”のようになっていて、新しく入ってくるスタッフは、まずシマちゃんを手なずけることが院内生活に慣れる第一歩といってもよいでしょう。
といっても、何度か御飯をあげるようになれば、簡単になつくのですが…。
そんなシマちゃんの苦手なものは、【病院】です。
シマちゃんにとって。3階より下の階は【病院】らしく、下りて来ることを嫌がります。
病院ネコといえど、ワクチンやその他の治療からは逃れることはできません。
そういう処置はすべて下に連れてこられるので、嫌になってしまったようです。
普段はどんなに大きなワンちやんがいても全く動じないのに…。
そんなシマちゃんは、今も3階でぬ<ぬくと暮らしています。
スタッフ以外は、よほどのことがない限り、お目にかかることはないと思いますが、シマちゃんが嫌がる【病院】で働くスタッフの陰には、そんな“癒し”の存在があるのでした。


2002/10/15

秋から冬にかけて肥満にご注意!

 過しやすい季節がやってきました。
今年のなつは特に暑く、夏ばてで食欲が落ちてしまう『わんちゃん』『ねこちゃん』も多かったようです。
涼しくなってくると人間と同じように『食欲の秋』で食餌の要求量が増えてくる子もいます。冬場は太りやすい季節でもあるので食餌量 は特に気を付けておきたいところです。

ところで、みなさんの『わんちゃん』『ねこちゃん』はぽっちゃり型ではありませんか?
動物も人間と同じように個体によって標準体重は異なるので体重だけでは一概に肥満の目安にはなりません。
体型的にウエストがくびれていて軽く触れた時に骨格が触れるぐらいが理想体型です。
肥満を招いてしまうのが食餌量に問題がある事も事実。
市販のフードについている体重あたりの一日摂取量が実は多すぎている、という事もあるようです。
設定量を与えているのに太りぎみかな、というようであれば維持量として一ランク下の給与量 に落としてみましょう。
食餌量を急に減らしてしまうと空腹感が強くなり、ストレスとなることもあるので、フードの種類を低カロリーなライトのものに変えたり、犬の場合は腹持ちがよいように繊維質の多い野菜であるサツマイモやカボチャをふかして少なくしたフードと一緒に与えると、カロリーを気にせず量 を増やすことができます。
但し、合わない子はお腹を壊すこともあるので与える時は少量から始めましょう。

また、一度に与える量が多く回数が少ないと、身体は一度の食餌でできるだけ多くのエネルギーを貯えようとするので却って肥満を招きます。
少量の食餌を多くの回数に分けて与えるとコンスタントにエネルギーを摂取することができます。

肥満は心疾患や関節疾患など、多くの病気の原因となり得ます。
これを機に食餌量について見直してみるのはいかがでしょうか?


1999/7/21

当院での小動物における東洋医学について

鳥  現在・人の医学とくに西洋医学はめざましい進歩をとげているように見えますが、その反面 、未だ治せない病気や痛みは数多くあり、薬がきれず、その薬のもつ副作用に悩む人が少なくないのも事実です。
もちろん東洋医学においても全ての病気が治せるというわけではありません。
しかし西洋医学だけではどうしても治せないものが東洋医学によって治ったり、あるいは症状が軽減したり、薬を減らし副作用に悩むことが少なくなる、といった様なことは実際に数多くあります。
これは獣医学でも同様です。
西洋、東洋にとらわれず病気の動物達にとってどういった治療がベストなのかを選択することが重要だと思います。
 実際に東洋医学の治療法というと、鍼灸治療、漢方薬などがありますが、まず当院での鍼治療についてご説明したいと思います。
(漢方薬については話が煩雑になりますのでここでは省略させていただきます)皆さんは動物の鍼治療というと全身の毛を刈られ何本もの鍼をさしている姿を想像されるのではないでしょうか。
当院における鍼治療は、まず動物の病状を診断し鍼の処方(ツボ)を決定します。
ツボはたいていの場合2ケ所から多くても3ケ所位です。
多くのツボをとることは長時間動物を拘束しなければならず、その動物の性格によってはかえってストレスを与えてしまう心配がありますので、最も必要なツボのみを選んで治療します。
だいたい1回の治療時間は15〜20分位です。特に動物に鎮静剤を使ったり毛を刈ったりということはしません。
通院回数は症例によってまちまちですが通院間隔は週1〜2回から2週間に1回位 です。
 以上、簡単ではありますがご理解いただけたでしょうか。
それでは実際にどういった症例に鍼治療しているのかをご紹介していきたいと思います。


1999/7/21

パー二一ズマウンテンドッグ・6才・メスのリオちゃん。左前肢跛行

 実は、このリオのおかげで私は鍼灸を学ぶことになったのです。
4年前リオが左の前肢を痛がり跛行するという主訴で来院したのがきっかけでした。
レントゲン検査をしても特に異常も認めず最初は軽い捻挫の様なものだろうと鎮痛剤や運動制限、更にはレーザー治療もあわせましたが、いっこうに改善の兆しがみえず数ケ月間が過ぎました。
そんなある日飼い主さんから、鍼治療をうけてみたいと相談を受けました。
飼い主さんがいうには獣医の鍼の先生に連絡をしてみたが非常に遠く通院が困難なので私にやってもらえないかということでした。
多少困惑しましたが実は私自身も以前、顔面神経マヒを経験した際、入院治療後のリハビリに鍼治療を受けその鍼の治療効果 を身をもって経験していたことと、たまたま私の恩師である先生からすぱらしい中国医学の先生がおられるので、一度勉強会に出席してみてはどうかと誘っていただいたのがきっかけでした。
たった1回の勉強会で学んだ僅かな知識でリオの鍼治療をはじめたのです。
自分でも半信半疑で飼い主さんにも「初心者なので治療効果は長い目で見て下さいということではじめました。
ところが1〜2週間程通院された頃から今迄あれだけ苦労してもよくならなかった跛行が目に見えて軽くなっていくではありませんか。
自分でも驚きました。
それから1〜2ケ月後にはリオの跛行は殆どわからない程度になりました。
今でも週に1回位、15分程の鍼治寮に通院されています。
リオもすっかり鍼治療が気にいったのか自分から診察台に上り手順も覚え私の鍼のうちやすい様に体位 を変えてくれます。
リオの元気な姿は、私のささやかな自信にもつながりました。熱心な飼い主さんとリオに感謝しております。




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